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7回途中8安打も粘りの1失点!オリックス・西が獅子打線を封じて8勝目!

オリックス―西武23  7回途中1失点で8勝目を挙げたオリックスの西=京セラドーム【写真提供:共同通信社】


 オリックスの西勇輝が2日の埼玉西武戦で7回途中1失点の好投で今季8勝目をマークした。

 強力ライオンズ打線に対して粘りのピッチングだった。味方打線が初回に相手内野陣のミスに乗じて2点を先制。その援護を手に初回こそ三者凡退の立ち上がりを見せた西だったが、2回以降は毎回のように走者を背負い、2回1死満塁、4回1死1、2塁とピンチを背負う。だが、要所を抑えて5回まで無失点を続けると、6回はライト・小田裕也の本塁への好返球に助けられ、最終的に6回2/3イニングを投げて8安打を許したが、失点は犠牲フライによる1点のみに抑えた。

 今季8勝目を手にし、試合後は「(捕手の)若月がすごくいいリードだったので投げやすかった。凌いだというより、野手の方がすごく良いリズムで、最高の守備をしてもらった。ありがとうと伝えたい」と西。6回の小田の好返球にも「最高ですね」と味方の守備を称えた。

 「残り少ないですけど、自分の出せるものを全部出したい」と気合を入れ直した西に対して、福良淳一監督も「強力な西武打線をよく抑えてくれたね。西武との相性は良くないがそんなことは言っていられない。今日は西らしい、本来の投球をしてくれたね」とニンマリ。首位チームを相手に連勝したオリックス。シーズン最後まで“熱パ”を演出してくれそうだ。