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2安打2打点と勝負強さを発揮! 北海道日本ハム・近藤が試合を決める犠飛!

ロッテ―日本ハム22  9回日本ハム1死二、三塁、近藤が決勝の左犠飛を放つ=ZOZOマリン【写真提供:共同通信社】ƒŠƒ“


北海道日本ハムの近藤健介が、1日の千葉ロッテ戦で緊迫した試合に終止符を打つ犠牲フライを放った。

8月の月間打率が2割半ばと、やや打撃が下降気味だった近藤。そんな中でも、前日まで3試合連続ヒットを記録するなど、復調の気配は見えていた。

 この日は、第1打席を四球で出塁し、続く第2打席は1対2と1点を追う3回に訪れる。2死3塁と一打同点という場面で打席に入った近藤は、千葉ロッテ先発のボルシンガーのカーブにうまくバットを合わせ、センターへのタイムリーヒットを放った。第3打席は、空振り三振に倒れていたものの、第4打席でレフト前ヒットを放ち、2試合ぶりのマルチ安打を記録した。

そして迎えた9回の第5打席。味方打線が、ヒットと四球で1死2、3塁と犠牲フライでも勝ち越しというお膳立ての中で打席に入った。ここで近藤は、「ちょっと、欲が出た」と、初球のフォークをフルスイングで空振り。しかしここで気持ちを落ち着かせると、4球目の内角高めのストレートをコンパクトに振り抜き、レフトへの犠牲フライを放ってみせた。これが決勝点となり、チームは9月を勝利でスタートすることになった。

 ヒーローインタビューで「みんなチャンスでつないでくれたので、気持ちが楽に打席に入れたのがよかった」と9回の場面を振り返った近藤。打率は依然としてチームトップ。抜群の選球眼と勝負強さで、勝負の9月も打線の軸として大活躍してくれるに違いない。