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プロ野球

福岡ソフトバンク・明石が代打殊勲打!「いいところに転がってくれた」

ソフトバンク―ロッテ15  6回ソフトバンク1死満塁、代打明石が右翼線に先制の2点二塁打を放つ=ヤフオクドーム【写真提供:共同通信社】ƒ€


 福岡ソフトバンクの明石健志が29日の千葉ロッテ戦で代打殊勲打。チームを大勝に導いた。

 福岡ソフトバンク・松本裕樹、千葉ロッテ・シェッパーズという両先発が我慢の投球を続けた試合。四球などでピンチを招きながらも、互いに“あと一本”を許さず、5回までゼロを並べた。福岡ソフトバンクは6回から2番手として石川柊太を投入。石川は期待に応えて、3番からの攻撃を三者凡退に抑えて、裏の攻撃にリズムを作った。

 すると、シェッパーズが先頭の柳田悠岐のヒットをきっかけに1死満塁のピンチ。ここで登場した代打・明石が、ライト線を破る2点タイムリーを放って先制。その後も上林誠知のスクイズが内野安打となり、さらにエラーも絡んで一挙5得点。8回にも上林の2点タイムリーで7対0としてロッテを圧倒した。

 殊勲打の明石は「みんなが作ってくれたチャンスなので『何とか点を』という気持ちで打席に入った。外のボールは打ちにいっても空振りかファールと思っていたので、内に入る球を待っていた」とニンマリ。春のキャンプで腰を痛めて以来、不安は常に抱えているが「試合に出る以上は、いいパフォーマンスを見せなきゃいけない」と背筋を伸ばした。工藤公康監督も「満塁という厳しい場面でよく打ってくれた。常にしっかり準備して、いつでも行けるという態勢を作ってくれるのはありがたい」と、ヒーローを称賛していた。