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プロ野球

2安打2打点&好リード!横浜DeNA・嶺井が攻守で大活躍!

DeNA―中日21  7回、勝ち越しソロを放ち、迎えたナインにマスクをかぶせられたDeNA・嶺井=横浜【写真提供:共同通信社】


 横浜DeNAの嶺井博希が攻守の活躍でチームを勝利に導いた。

 2回に追加点となるタイムリー内野安打を放った嶺井は、2対2の同点で迎えた7回、中日先発のガルシアからセンターバックスクリーン横へ決勝本塁打を放った。打った瞬間に本塁打を確信したのか、豪快にバットを放り投げた嶺井は「たまたまです」と照れ笑い。ベンチに帰ってくるとナインにマスクをかぶせられて歓迎を受けた。

 試合後、値千金の一発でお立ち台に立ったが「平良がしっかり負けを付けずに投げていたので、なんとかつなごうという気持ちだった。いつも必死で投げてくれて、勝ちが付かない中で淡々と投げてくれるので、今日も勝ちを付けたかった。ナイスピッチングだった」と、同じ沖縄出身で先発の平良を気遣った嶺井。今季は打率1割台で、8月3日の広島戦では代打にウィーランドを送られる屈辱も味わった嶺井にとって、意地の一発となった。

 さらに守備でも平良の後を受けたリリーフ陣を好リードで引っ張った。5回の逆転のピンチをしのいだ中後と、6、7回をパーフェクトに抑えて7月9日以来の3勝目をマークした石田と上がった本拠地でのお立ち台は、いずれも今季初のものだった。

 チームは5位と低迷しているが、 CS圏内の3位巨人とは4ゲーム差と、まだまだ諦める数字ではない。「監督とのミーティングで、どう始まるのではなく、どう終わるかが大事だと言われた」という嶺井の言葉は、昨季の再現を目指すチームの活力となる。