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7回2失点!広島東洋・大瀬良が「調子は良くなかった」も今季14勝目!

広島―中日20  7回2失点で14勝目を挙げた広島・大瀬良=マツダ【写真提供:共同通信社】


 広島東洋の大瀬良大地が25日の中日戦に先発し、リーグトップの14勝目を挙げた。

 初回に平田の先頭打者本塁打でいきなり先制を許したが、その後は打線の援護に助けられ、失点は6回のビシエドの本塁打のみで、7回2失点でマウンドを降りた。大瀬良は「ボール先行になってしまったし、引っ掛けたり、スライダーが抜けたり、最初からずっと調子は良くなかった」と反省しきり。それでも好調の中日打線に決定打を与えず、入団時から目標としていた背番号と同じ14勝目。大瀬良は「イソ(磯村)も配球がしんどかったと思うが、強気なリードをしてくれた。なんとか助けられながら投げることができた」と、コンビを組むことが多くなった女房役に感謝した。

 前の2試合は8回まで投げたが、いずれもイニングの途中で降板していた。「イソだけでなく、チャンスをくれた首脳陣や『頑張れ』と言ってくれた丸さんなど、みんなのおかげ」という大瀬良は「調子云々ではなく、7回をしっかり投げ切ろうと決めていた」と課題のイニングをクリアした。「100点の感覚で投げられてないし、軸になるようなボールもなかった。それでも悪いなりにゲームが作れたのが収穫」とローテ投手としての成長を見せた。「エースというのは、周りの人が決めること」という5年目の右腕は、最多勝、防御率1位の投手二冠にまた一歩前進した。