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プロ野球

これぞ4番のひと振り!千葉ロッテ・井上が自身2度目のサヨナラタイムリー!

ロッテ―オリックス22  9回ロッテ2死一、二塁、井上が左越えにサヨナラ打を放つ=ZOZOマリン【写真提供:共同通信社】


 千葉ロッテの井上晴哉が25日のオリックス戦でサヨナラタイムリーを放ち、チームの連敗を3でストップさせた。

 6月に体調不良で抹消はあったものの、今季は開幕から主に4番を任されてきた井上。打撃主要3部門でキャリアハイ更新間違いなしの活躍を見せている。この日も「4番・ファースト」でスタメン出場。第1打席でヒットを放つと、続く第2打席では、1死2、3塁というチャンスの場面で、前進守備の二遊間を破る、2点タイムリーを放ってみせた。第3、第4打席は三振に倒れたものの、最大の見せ場は9回裏の第5打席で訪れた。

 7回に4点リードを追いつかれ嫌なムードが流れる中、2死1、2塁で打順が回ってきた井上。「その前に(中村)奨吾が粘っていたので、絶対回せって構えていました」と気合のこもった打席で、相手の守護神・増井浩俊が投じた低めのストレートをレフトの右へ運ぶ、見事なサヨナラタイムリーを放って見せた。

 2塁ベース上でチームメイトから手荒い祝福を受けた井上。お立ち台の上で「今日の主役は俺だと思って打席に入りました」と、4番らしく頼もしい言葉を残し、ファンから大きな声援を受けた。この日の勝利でチームは連敗ストップ。井口資仁監督も「しっかりと晴哉が決めてくれて、こういうゲームを取れたのは大きい」と4番を称えた。今季覚醒した29歳の主砲が、チームに勢いを与えてくれるはずだ。