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プロ野球

8回まで無安打!福岡ソフトバンク・ミランダが快挙逃すも2勝目!

ソフトバンク―西武17  2勝目を挙げたソフトバンクのミランダ=ヤフオクドーム【写真提供:共同通信社】


 福岡ソフトバンクのミランダが25日の埼玉西武戦で8回までノーヒットノーランを継続。快挙は逃したが、8回2/3を2安打1失点の好投で今季2勝目を挙げた。

 イニングを追うごとにヤフオクドームがざわめいた。来日2度目にして本拠地初先発のミランダが8回までノーヒット。8回までに5点のリードをつけ、満員の観客の興味は勝敗よりもミランダの無安打無得点達成に向いていた。

 しかし、9回先頭の秋山翔吾にライトへのヒットを許して球団75年ぶりの快挙を逃すと、浅村栄斗にタイムリーを打たれて完封もならず。さらに2死一、二塁とされたところで降板となり、森唯斗にマウンドを譲った。それでもリーグ屈指の打線を相手に最高の結果を残したことに変わりはない。初ヒットを打たれた直後に珍しく自らマウンドに行った工藤公康監督も「ピッチャーはそこ(無安打無得点)を目指してやっているから、それが途切れたら行こうと思っていた。あそこまで集中力を切らすことなく、本当によく投げてくれた」と絶賛した。

 前日、「相手がどうこうではなく、自分のピッチングをするだけ」と平常心を強調していたミランダだが、この日は「調子が良かったので、ストライク先行でいくことを意識してマウンドに上がった。ホームのファンの声援もピッチングの大きな力になったよ」と、最後まで声援してくれたファンに感謝していた。