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プロ野球

緊迫した試合に終止符を打つ!福岡ソフトバンク・今宮が決勝タイムリー!

日本ハム―ソフトバンク22  8回ソフトバンク2死一、二塁、今宮が中越えに勝ち越しの2点二塁打を放つ。捕手石川亮=東京ドーム【写真提供:共同通信社】


 福岡ソフトバンクの今宮健太が23日の北海道日本ハム戦でチームを6連勝に導くタイムリー2塁打を放った。

 開幕から打撃不振に苦しみ、6月中旬には右ひじ関節炎のため登録抹消。2012年に1軍定着をしてからケガで離脱するのは初めてのことであり、周囲を心配させた。その後7月中旬に1軍復帰を果たすと、7月は10試合で打率.371と結果を残し復調をアピールした。

 昨日まで5試合連続安打中と好調を持続しているこの日も、「2番・ショート」でスタメン出場。序盤は、2つの四死球で塁に出る場面もあったが、第3、第4打席ではヒットは生まれなかった。そして迎えた8回の第5打席。2対2と緊迫した試合展開が続いている中で、チームが1死1、2塁と一打で均衡が破れるチャンスの場面だった。ここで今宮は、初球のカットボールを見事に捉え、センターオーバーとなるタイムリー2塁打を放ち、試合を決めてみせた。

 ヒーローインタビューで「初球から迷いなくバットを振ろうと思っていましたので、その結果がすごくいい結果になりました」と振り返った今宮。6連勝となったチームは、これで2位浮上。明日からは首位・埼玉西武との直接対決が待っている。「(明日からの)3連戦で、正直(優勝争いの行方が)決まる可能性が高いゲームになってきますので、全力で頑張ります」と意気込んだ男の今後に注目したい。