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プロ野球

勝利を呼び込む2点タイムリー!埼玉西武・秋山が2試合連続のマルチ安打!

ロッテ―西武18  7回、源田の適時二塁打で生還し、浅村(3)に迎えられる西武・秋山=ZOZOマリン【写真提供:共同通信社】


 埼玉西武の秋山翔吾が22日の千葉ロッテ戦で決勝点となる逆転の2点タイムリーを放ち、勝利に貢献した。

 打率ランキング3位の秋山だが、7月、8月の月間打率は2割台半ばと、やや打撃が下降気味であった。そんな中でも、1番バッターとして全試合フルイニング出場を続け、山賊打線を牽引している。
 前日、4試合ぶりに安打を記録した勢いに乗り、この日も第1打席では初球のストレートを見事に捉え、先制点の足がかりとなるヒットを記録。その後、第2打席は四球で出塁するも、第3打席はインコースのスライダーをひっかけ、セカンドゴロに倒れた。そして2対3と1点ビハインドで迎えた6回の第4打席。1死2、3塁の得点圏の場面で、「フォアボールからチャンスで回ってきたので、ここでなんとかしたい」と強い気持ちで打席に入ると、外角低めにきたフォークを自慢のバットコントロールで打球を逆方向へ。打球は左中間を深々と破り、逆転となる2点タイムリー2塁打となった。

 秋山のタイムリーで勢いが付いた打線は、この回一挙6点を奪って試合を決めた。試合後のヒーローインタビューで秋山は「本当に苦しい期間が長かったので、こういうところでいいきっかけにして、また上昇していきたい」と、8月に入って初の2試合連続マルチ安打を喜んだ。チームの優勝、そして2年連続最多安打のタイトル獲得へ。日本を代表する安打製造機が再び加速する。