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ダルビッシュ&田中将大に来オフFA先発投手でトップ級評価 米サイトが分析


来オフのストーブリーグで目玉となりそうな先発投手として、レンジャーズのダルビッシュ有投手とヤンキースの田中将大投手が注目を浴びている。米野球専門データサイト「ファングラフス」が来季貢献度の予測とともにレポートしている。

■ダルビッシュ、田中に来オフFAの先発投手でトップ級の評価

 来オフのストーブリーグで目玉となりそうな先発投手として、レンジャーズのダルビッシュ有投手とヤンキースの田中将大投手が注目を浴びている。米野球専門データサイト「ファングラフス」が来季貢献度の予測とともにレポートしている。

 同サイトが伝えた特集では、今オフのフリーエージェント(FA)市場で先発投手が不作となっていることを指摘。一方で来オフ、再来年オフと有力選手が多く市場に登場することを紹介している。

 2018年オフにFAとなる可能性がある選手としてブライス・ハーパー外野手(ナショナルズ)、マット・ハービー投手(メッツ)、クレイトン・カーショー投手(ドジャース)、ダラス・カイケル投手(アストロズ)、マニー・マチャド内野手(オリオールズ)、デビッド・プライス投手(レッドソックス)らの名前を挙げた上で、「来オフに関しても同様に充実した面々が揃うことになる、投手に関してはより強力かもしれない」と伝えている。

 17年オフに市場に出る可能性がある有力投手として同サイトが最初に挙げているのはジョニー・クエト(ジャイアンツ)、田中、チェン・ウェイン(マーリンズ)、イアン・ケネディ(ロイヤルズ)といった面々。この4選手は来オフに所属球団との契約は切れないが、このタイミングで契約を破棄する権利(オプトアウト)が発生し、FAとして新たな大型契約を狙うことが可能となる。

■田中は「オプトアウトに最高のタイミング」に?

 田中は2014年に7年総額1億5500万ドル(約183億円)でヤンキースと契約。1年目の途中から負傷に苦しんできたが、今季は離脱することなく、先発31試合で199回2/3を投げ、14勝4敗、リーグ3位の防御率3.07、同5位のWHIP(1イニングあたりの被安打+与四球)1.08の好成績を収めた。今オフ、米メディアの間でも田中の来季の去就に注目する声が出始めており、今回の記事でも「もし来季も好調なシーズンを送れば、オプトアウトには最高のタイミングとなる」とレポートしている。

 また特集では、来オフにFAとなる見通しの先発投手にも注目。ダルビッシュ有(レンジャーズ)、ジェイク・アリエッタ(カブス)、マイケル・ピネダ(ヤンキース)、ダニー・ダフィー(ロイヤルズ)の4選手をピックアップし、オプトアウトとなる可能性がある4投手とともに来季のWAR(Wins Above Replacement、※打撃、守備、走塁、投球を総合的に評価して選手の貢献度を表す指標)を予測した。その数値によると、ダルビッシュがトップの4.5、田中はクエト(4.2)、アリエッタ(4.1)に次ぐ3.9となっており、いずれも高い評価が下されている。

 レンジャーズはダルビッシュを引き留めるために契約延長など何らかの策を講じるのだろうか。また田中はオプトアウトの権利を巡り、どのような決断を下すのか。今後もますます注目度が高まるに違いない。

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