2017年3月に開催される「2017 WORLD BASEBALL CLASSIC™」に出場する日本代表「侍ジャパン」の追加メンバーとして招集された青木宣親外野手（アストロズ）が21日、都内で会見を行った。
日本が連覇を果たした06年、09年大会以来2大会ぶり3度目の出場となる青木は、「アメリカで5年やってきて、日本人だということをすごく意識させられる部分が多くあった」と語り、侍ジャパンへの想いについて「4年前よりも強くなった。何とか力になれるようにしたい」と決意の表情を見せた。
発表された19人の中では最年長となり、優勝時のイチロー選手のような役割を求められる点について「イチローさんと言われると、ウッとなりますけど」と苦笑いを浮かべながらも、「そういった立ち位置に近い存在だと思う。そのへんも含めて経験を伝えられたらいい」とリーダーとしての自覚も見せた。
今季所属したマリナーズでは、ドミニカ共和国のロビンソン・カノ、ネルソン・クルーズらとはWBCの話をしていたと振り返り、「負けねぇぞ、と言っておきました」とニヤリ。小久保ジャパンの他のメンバーについては「能力のある選手ばかり。一緒に戦えるのがうれしい。場面場面で自分が気付くことを伝えられたらいい。みんなで力を合わせて世界一を獲れるようにしたい」と話した。
侍ジャパンの小久保裕紀監督は、「チームにとって大きな力になるのは間違いありません。中心選手として世界一奪還へチームを導いてほしいと期待しています」とコメントを発表。チームへの合流は3月1日になる予定だが、前回大会では不在だった現役メジャーリーガーの参戦。世界一奪還へ向けて、心強い戦力が加わった。