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ホークス本多、現状維持1億8000万円で新たに2年契約「もう一度優勝したい」


ソフトバンクの契約更改で本多雄一が21日、現状維持の推定年俸1億8000万円で新たに2年契約を結んだ。

■今季終盤に好成績、「活躍できる自信もある」

 ソフトバンクの契約更改で本多雄一が21日、現状維持の推定年俸1億8000万円で新たに2年契約を結んだ。

 今季は110試合に出場。打率.280、1本塁打、27打点、柳田悠岐と並ぶチーム最多の23盗塁を記録した。特に8月は月間打率.368、9月は同打率.300と終盤にいい活躍を見せた。

「ホークスでもう一度優勝したいという気持ちで、気分良くサインさせてもらった。気持ちはもう来季に向いている」

 取得したFA権を行使せずに残留したことも、新たな契約に関係したようだ。

「FAは自分へのご褒美だと思っている。使う方向ではなく、(改めて)自分が活躍したいという思いが第一。福岡県出身者として地元愛だけで野球はできないが、逆に(球団から)『ずっとホークスでやってくれ』と言われるような活躍をしないといけないと思う」

■節目350盗塁まで「16」、「特に足で貢献したい」

 節目の通算350盗塁まで残り16。それも本多にとって来季の目標の1つとなる。

「プロ1年目から走り続けてきた選手。走攻守で活躍したいが、特に足で貢献したい。そのためにも、出塁率は最低でも3割5分以上。4割は難しいので3割8分くらいは目指したい」

 股関節の柔軟性を上げるため、内川聖一や城所龍磨が取り組んでいる初動負荷のトレーニングにも挑戦中。来年1月は嬉野と都城で自主トレを行う予定だ。

「7月、8月、9月に結果を残せたことは自信になった。来季やれるという気持ちも出てきたし、活躍できる自信もある」

 来季は12年目のシーズン。ベテランの域に達する鷹の韋駄天は、その足を武器にチームの日本一奪還に力を尽くす覚悟だ。

藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura

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