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プロ野球

“初もの尽くし”で4連勝!オリックスが4位浮上!

10回オリックス2死一、二塁、中島が左前にサヨナラ打を放つ=京セラドーム【写真提供:共同通信社】


 オリックスが中島宏之の一打で延長10回サヨナラ勝ち。粘る千葉ロッテを下して4連勝を飾り、4位に浮上した。

 この日、オリックスにとっては、まさに「初もの尽くし」の試合となった。先発の東明大貴はこのゲームが今季初登板。2度の手術を経て臨んだマウンドで6回を無失点に抑える好投。2016年3月以来の白星はならなかったが、次の登板に期待を持たせる内容だった。そして、2つ目の“初”は、白崎浩之の移籍後初アーチ。「ホームランになるとは。これで、バファローズの一員になれました」と期待の大型内野手が今季1号2ランを放った。そして3つ目は、ローチが来日初勝利を挙げたこと。「昨日は先発しながら、満足のゆく投球ができなかったから、今日は志願の登板だったんだ」と気持ちを前面に押し出して、延長10回の1イニングを3人でピシャリと締め、その裏のサヨナラ劇へと繋げた。

 もちろん、この日のヒーローは中島。オリックス移籍後、自身初となるサヨナラ打に、「チャンスがあればいつも決めてやろうとは思っていました。これからも打ちますよ」と、お立ち台での心強いコメントにスタンドは沸いた。

 実はこの試合、マリーンズ側にも初はあった。2年目の種市篤暉が、プロ初登板で好投すれば、9回にはルーキー・安田尚憲が同点打で、プロ初安打をマークした。初もの尽くし対決を制したオリックス。本拠地6連戦を4勝2敗と勝ち越し、Aクラス争いはますます面白くなってきた。