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プロ野球

ベテランらしい勝負強さ!北海道日本ハム・田中賢介が決勝打!

ソフトバンクに勝利し、マスコットとポーズをとる日本ハム・田中賢=ヤフオクドーム【写真提供:共同通信社】


北海道日本ハムの田中賢介が11日の福岡ソフトバンク戦で緊迫したゲームに終止符を打つタイムリーヒットを放った。

 出場機会が少ないながらも勝負どころで圧倒的な存在感を見せている田中賢。北海道日本ハム・マルティネス、福岡ソフトバンク・大竹耕太郎が見応えある投手戦を演じたこの試合でも、後半に出番が回ってきた。まずは、7回1死1塁の場面で代打として打席に。ここでは、タイミングが合わず3球三振に倒れてしまう。そして1対1で迎えた9回表。1死満塁と一打逆転のチャンスで打席に入ると、相手の守護神・森唯斗の外角高めのシュートを捉え、センターへの2点タイムリーヒットを放った。これが決勝だとなり、チームは3対1で勝利。このカードを1勝1敗に持ち込んだ。

 ヒーローインタビューで田中賢は「みんなで回してくれたチャンスだったのでなんとかしようと思っていました」と、決勝打を振り返った。また、地元・福岡での試合ということもあり「実家の両親も友達も来てくれていますし、その前で打ててよかった」と安堵の表情。今季の福岡ソフトバンクとの対戦は打率1割台だが、全5打点のうち4打点を記録。逆転優勝へ向け、プロ17年目の大ベテランがこれからも存在感を発揮してくれるだろう。