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プロ野球

絶好調の鯉4番!広島東洋・鈴木が先制&ダメ押しで3年連続20号!

7回、この試合2本目の2ランを放ちナインに迎えられる広島・鈴木=マツダ【写真提供:共同通信社】


広島東洋の鈴木誠也が10日の読売巨人戦で先制&ダメ押しの2本の本塁打でチームを6連勝に導いた。

 圧巻だった。初回、2死1塁の場面で、読売巨人の先発・メルセデスの145キロの内角ストレートを捉えてレフトスタンドへ放り込む特大の先制2ラン。初対戦で、試合前まで防御率0.62の左腕からの一発に、「(防御率)0点代 なので、あまり点は取れないだろうと思っていた。とにかく積極的にいこうと思ったが、結果が良かったのでとりあえずよかった」と鈴木。さらに5対3と2点リードの7回には、巨人2番手・野上の外角低めのストレートをライトスタンドへ突き放す2ラン。芸術的とも言える逆方向への一発だったが、「振ったらたまたま当たった。どこに飛んだのかわからなかったぐらい」と、記者の質問をはぐらかした。

 今季は昨年8月に骨折した右足首に不安を持ってのスタートだったが、この日の2本塁打で3年連続となる20本塁打に到達。8月の月間打率は5割と絶好調だが、「今はその数字は意識していない。シーズンが終わった時に、いい結果が残っていればいい」と浮かれる様子はない。「とにかく塁に出ることと、打点を稼ぐこと。それだけを考えてやっているので、これからも継続していきたい」と力を込めた4番打者の存在が、マジック点灯目前のチームを牽引している。