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プロ野球

史上45人目の1000打点!埼玉西武・中村が3試合連続アーチで記録達成!

オリックス戦で通算千打点を達成し、声援に応える西武・中村=京セラドーム【写真提供:共同通信社】


埼玉西武の中村剛也が7日のオリックス戦で3試合連続となる15号2ランを放ち、通算1000打点を達成した。

 今季、開幕から打撃不振に苦しみ4月22日に左肩痛でリタイアした中村。6月1日に復帰するも、オールスター前までホームランはわずかに5本と波に乗れていなかった。しかしプロ17年目ベテランは、後半戦から一気にエンジン全開。打率は2割前半にとどまるも、7月16日からの16試合で9本塁打と量産態勢に入っていた。

 そして、「7番・サード」でスタメン出場したこの試合。見せ場は、2回表にやってきた。2死1塁の場面で打席に入った中村は、インコースに甘く入った2球目のスライダーをフルスイング。打った瞬間それとわかる打球は、レフトスタンド中段に飛び込む先制の15号2ラン。このアーチで、残り2打点となっていた通算1000打点を達成した中村は、「もう少し早く達成したかったのですが、時間がかかってすみませんでした」と控えめのコメントを残した。

 主砲の一発で勢いに乗ったチームは、打線が7回までに6得点。投げては先発の多和田真三郎が、7回1/3を無失点と好投し6対0で勝利。中村はヒーローインタビューで「ツーアウトから外崎(修汰)が塁に出てくれたので、僕もなんとかつなごうという意識で打席に入りました」と先制ホームランの場面を振り返った。本塁打王6回、打点王3回を獲得している主砲が7番に座る埼玉西武打線。前半戦の借りを返すべく、おかわり君がさらなる加速を見せるはずだ。