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プロ野球

一人“場違い”!? 台湾で異次元の活躍見せる吉田正尚


◆ 打率5割超え!四冠独占!

 台湾で開催中の「2016アジアウインターベースボールリーグ(AWB)」もいよいよ最終日。18日夜には一発勝負の優勝決定戦が行われ、NPBウエスタン選抜とNPBイースタン選抜による“NPB対決”で優勝の行方を争う。

 11月25日に始まったAWBもあっという間に最終戦。ウエスタン選抜は17試合で15勝2敗と圧倒的な強さを見せつけた。

 特に打線が強力で、チーム打率は驚異の.304を記録。その打線の中核を担ったのがオリックスの吉田正尚である。

 日本ではルーキーイヤーの今季、故障と戦いながらも63試合に出場して打率.290、10本塁打をマーク。完全燃焼できなかった分、台湾の地でそのうっぷんを晴らすように打ちまくっているのだ。以下はAWBの主な打撃成績。

<打率>
1位 .549 吉田正尚
2位 .433 陽冠威
3位 .404 詹子賢

<本塁打>
1位 6本 吉田正尚
2位 4本 李聖圭
3位 3本 朴俊太(ほか3名)

<打点>
1位 26点 吉田正尚
2位 17点 幸山一大
2位 17点 陽冠威

<安打>
1位 28本 吉田正尚
2位 26本 陽冠威
3位 24本 崔元準

 ご覧のように、日本でタイトル扱いとなる4部門すべてでトップに君臨。四冠独占状態となっているのだ。

 17日に行われた準決勝でも、3打数3安打の固め打ち。1本塁打で3打点の5得点。2点を追う終盤8回のチャンスでは、一振りで試合をひっくり返す逆転3ランを放ち、チームを大逆転勝利へと導いた。

 台湾での大暴れを経て、2年目の飛躍へ。2017年シーズン、2年目の吉田正尚に注目だ。

▼ 吉田正尚・AWB成績詳細
17試 打率.549(51-28) 本塁打6 打点26
得点23 単打16 二塁打5 三塁打1 塁打数53
犠打0 犠飛2 四球13 死球3 盗塁1 三振3
出塁率.638 長打率1.039 OPS1.677