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ぽっちゃり体型で“可愛すぎる”動き MLB最年長コロンの自主トレ動画が話題


来季からブレーブスでプレーするメジャー最年長選手、バートロ・コロン投手の自主トレ動画が、今年も米国で大きな話題となっている。

■母国での自主トレ動画に後輩右腕は…「ハッピーで悲しい」!?

 来季からブレーブスでプレーするメジャー最年長選手、バートロ・コロン投手の自主トレ動画が、今年も米国で大きな話題となっている。歳を重ねてぽっちゃり体型となりながら、43歳にしてメジャーの第一線で活躍を続ける右腕のコミカルな動きに、後輩右腕も「ハッピーで悲しい」と「複雑な心境」を吐露。新天地でのさらなる活躍に期待するファンも多い。

 コロンの自主トレ動画を取り上げたのは、MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」だ。「さらに磨きをかけるため、ベースボール・アカデミーでトレーニングするバートロ・コロンを見よ」とのタイトルで、特集記事を掲載している。

 記事では「オフシーズンにおけるトレーニング動画の分野において、バートロ・コロンの動画は大ヒットだ」と指摘。同サイトでは、昨年もコロンのトレーニングの様子を取り上げていた。

「毎冬、彼はドミニカ共和国にあるベースボール・アカデミーを訪れ、MLBにこう通告する:彼は大きく、強く、そしてBartolo-ner(さらにバートロらしく)になって戻ってくると」

「Bartolo-ner」という造語で、唯一無二の存在感を放つ右腕が、40歳を超えても“進化”を見せていると表現。さらに「1月、彼は巨大なロープを激しく叩きつけるトレーニングを行った」と昨オフのトレーニングを振り返り「そして5月、彼は19年に及ぶキャリアで初となる本塁打を放った」と解説した。

■ドミニカ投手の最多勝まで残り10勝、来季は「どんな偉業を達成するか」

 コロンは今季、メッツで34試合に登板し、15勝8敗、防御率3.43の好成績をマークした。体を鍛えた成果かは分からないが、史上最年長での初本塁打も記録。シーズン終了後にFAとなり、ブレーブスと契約した。

 自主トレ動画の中で、コロンはチューブを引きながら、リズミカルに巨体を揺らしている。記事では「マスターがトレーニングする姿を見た元同僚のノア・シンダガードは複雑な心境になった」として、メッツで同僚だった剛腕シンダーガードが“可愛すぎる”について、ツイッターで「どうしたらこんなにハッピーで悲しい気持ちにさせることができるんだ」とつぶやいたことも紹介している。

 1997年のメジャーデビュー以来、キャリア通算233勝162敗、防御率3.93という成績を残してきたベテラン右腕。特集では最後に「ドミニカ共和国出身選手としては最多勝を誇るフアン・マリシャルを超えるために、バートロは11勝する必要がある」と言及。野球殿堂入りしている同郷の名投手、マリシャルの243勝を超えることに期待しつつ「もし彼がこのようにトレーニングを続ければ、2017年ブレーブスで彼がどんな偉業を達成するかは謎だ」と締めくくっている。

 メジャー2番目の年長選手であるイチロー外野手(マーリンズ)とは来季も同地区のため、「最年長対決」も何度も見られる可能性が高い。2017年も強烈な個性を放ってくれそうだ。

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