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プロ野球

2試合連発で後半戦9発目!埼玉西武・中村が貴重な同点3ラン!

2回西武無死一、二塁、中村が左中間に同点3ランを放つ=メットライフドーム【写真提供:共同通信社】


 埼玉西武の中村剛也が5日の北海道日本ハム戦で今季14号の同点3ラン。首位攻防3連戦勝ち越しに貢献した。

 「7番・サード」でスタメン出場。2回表に4点を奪われて1対4と逆転された直後の2回裏、無死1、2塁のチャンスで第1打席が回ってくると、相手先発・高梨裕稔の初球143キロのストレートを捉えた。「ランナーを還すことだけを考えて打席に立った。手応えはちょっと微妙だったんですけど、入ってくれたんで何でもいいです」と中村。打球はレフトスタンドに着弾し、試合を振り出しに戻すとともにチームに勢いを与える同点3ランとなった。

 プロ17年目の今季は開幕から打撃不振でスタメン落ちの試合も続き、前半戦を終えて打率.171、5本塁打と不甲斐ない成績。しかし、オールスター明けの後半戦初戦で今季6号本塁打を放つと、21日の東北楽天戦では1試合2発を放つなど本来の長打力を取り戻し、この日で2試合連発。8月だけで3本目のアーチで後半戦の16試合で9本塁打とアーチ量産体制に入った。試合後のヒーローインタビューでは、自身の状態を問われて「まぁボチボチです」と言いながらも、「前半、ぜんぜんうてなかったので、これからもっと打てるように頑張ります」と力強くコメントした。

 この中村の同点弾の後、外崎修汰の勝ち越し3ランで、チームは大事な首位攻防3連戦を2勝1敗と勝ち越しに成功。今月15日に35歳の誕生日を迎える元4番は、「何とか勝ち越せたんで、これから勢いに乗って勝って行きたいです」とファンに誓った。