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広島東洋が連敗ストップ!大瀬良が8回1失点でリーグ単独トップの12勝目!

8回DeNA無死一塁、神里を遊ゴロ併殺に打ち取り、ガッツポーズする広島・大瀬良=横浜【写真提供:共同通信社】


 広島東洋の大瀬良大地が4日の横浜DeNA戦で8回1失点の好投。リーグ単独トップとなる12勝目を挙げた。

 「ブルペンではちょっと調子が悪くて大丈夫かなと思ったが、アツ(會澤)さんが今日のいいボールを選択してくれて、なんとか投げることができた」という大瀬良は、「序盤で点を取ってもらったので、なんとかストライク先行でいけるところまで頑張ろうと思った」と、前日7点を取られた横浜DeNA打線を8回まで、宮崎の一発のみの最少失点に抑えた。

 今季は6月に早々と自己最多タイとなる10勝目をマークしたが、豪雨災害やオールスター休みなどで試合が少なかった7月は3試合の登板で1勝2敗、勝った試合も6回途中降板と不本意な投球が続いていた。横浜DeNAからは今季勝ち星がなかったが、「長いシーズンなので、いろいろなことがあると思うが、こういう形で勝てたのはよかった」と初勝利を喜んだ。

 チームは昨年の同時期に横浜スタジアムで3試合連続サヨナラ負けを喫している。このカードも初戦はサヨナラ負けで、チームは3連敗と嫌なムードになりかけたが、今季覚醒した右腕が悪い流れを止めた。自身は初の投手タイトルが有力となり、チームは2位に大差を付け、マジック点灯も目前となっているが、大瀬良は「そういうことは考えずに、目の前の次の試合のことだけを考えて、今はやっていきたい」と、最後まで謙虚な姿勢は崩さなかった。