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ナックルボーラー大家友和の“メジャー再挑戦”に米メディア注目「クールだ」


先日オリオールズとマイナー契約を結んだことが報じられた大家友和投手のニュースは、海の向こう、アメリカでも大きな注目を浴びているようだ。

■来年3月に41歳となる右腕の決断を特集、14年のキャンプではディッキーに師事?

 先日オリオールズとマイナー契約を結んだことが報じられた大家友和投手のニュースは、海の向こう、アメリカでも大きな注目を浴びているようだ。単に元メジャーリーガーがカムバックを果たそうとしているわけじゃない。ナックルボーラーに“転身”して、再びメジャーでプレーしようというのだ。

 MLB公式動画サイト「Cut4」では、メジャー10年で202試合に登板し、51勝68敗、防御率4.26の成績を残した大家の特集記事を掲載。ナックルボーラー転身後の2014年にブルージェイズのスプリングトレーニングに招待選手として参加した時の写真を紹介。練習中の何気ない風景に見えるが、実は大家の横に立つのはメジャー屈指のナックルボーラー、R.A.ディッキー投手で「秘訣を教わっていたに違いない」と推測している。

 今季は独立リーグのBCリーグ、福島ホープスでプレーした大家のメジャー復帰挑戦が、どうして「クールだ」と注目されているか。それには理由が2つあるという。

 最初に「MLBには常にナックルボーラーの需要があるから」だという。特に「経験豊富で幅広く対応できる投手はなおさら」と指摘する。確かに、大家はメジャーで10年を過ごした“ベテラン”で、通算51勝を記録。レッドソックス傘下3A時代には77球で完全試合も記録した投手だ。そんな投手がナックルボールを操るというのだから夢は広がる。

■メジャー昇格を果たせば、エクスポズファンが大喜び?

 もう1つの理由は「メジャー昇格すれば、バートロ・コロンに加え、MLBに在籍する数少ない元エクスポズ選手となる」からだ。モントリオールに拠点を置いたエクスポズは、2004シーズンを最後にワシントンDCに移転し、同時に名称をナショナルズに変更した。あれから12年が過ぎ、当時エクスポズに所属していた選手の大半がメジャー球界から姿を消してしまった。現在メジャーでプレーする数少ない生き残りが43歳のコローン。もし大家がメジャー昇格を果たせば、エクスポズのファンが大喜びすることは間違いない。

 記事では、米人気アニメ「シンプソンズ」で登場人物がエクスポズ大家について言及したという驚くべき事実(2003年)にも触れ、アニメの一場面の画像を合わせて紹介し、大家のメジャー復帰計画を盛り上げている。

 ナックルボーラーとして40歳で再びメジャー登板を果たしたら…? 来季の大家の挑戦は、日米両国から注目を浴びることになりそうだ。

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