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上原がブログでカブス入団報告 複数オファーも「条件は『勝つ』こと」


レッドソックスからフリーエージェント(FA)になっていた上原浩治投手が、16日に自らのブログを更新し、カブスと1年契約を結んだことを報告した。今季108年ぶりに世界一になったカブスは上原と1年600万ドル(約7億700万円)で契約を結び、連覇に向けてブルペンの補強に努めた。

■背番号は引き続き「19」、年内契約に「ホッとしたよね。安心して年を越せます

 レッドソックスからフリーエージェント(FA)になっていた上原浩治投手が、16日に自らのブログを更新し、カブスと1年契約を結んだことを報告した。今季108年ぶりに世界一になったカブスは上原と1年600万ドル(約7億700万円)で契約を結び、連覇に向けてブルペンの補強に努めた。

 ブログによれば、上原は「月曜日(12日)にシカゴに飛び、木曜日(15日)に帰ってくる強行スケジュール」を敢行。メディカルチェックを経て、正式に契約を交わし、晴れてカブスの一員となった。12月中旬ではあるが、年内に移籍先が決定したことで「ホッとしたよね。安心して年を越せます」と喜びを表現した。

 カブスが本拠地を置くシカゴの冬と言えば極寒。上原が訪問した時も「マイナス13度」の寒さだったとか。それでも「初めての球場が見れるって思い、見学をしたいってお願いをしたんですが、見事に工事中のため野球場ではなかった…(^^;; 残念」とグラウンド見学は叶わず。「でもクラブハウスは見れたよ。めっちゃ凄かったです。広い、綺麗、言う事なし」と、今季改築されたばかりの最新クラブハウスに感激の様子だ。

■複数年契約を条件とするも「どのチームもダメでしたから…」

 今回の契約にあたり、最も重視したのは「勝てるチーム」だった。「他球団からもお誘いをいただきましたが、やっぱり自分の中では優勝に近いチームでやりたかったっていうのが一番ですね。条件なら、他のチームってことも考えられたけど、自分の条件は「勝つ」ことですからね」と、決断の背景を報告。実は「複数年を条件にいれたけど、これはどのチームもダメでしたから…」という裏事情を明かしながら、「自分を取りにきてくれたチームには感謝です。来年また来てください (#^.^#)」と、来オフに向けてのアピールも忘れなかった。

 ア・リーグからナ・リーグへ変わり、チームカラーは赤から青に変わる。カブスでも再び背番号「19」をつけるようで「皆さん、カブスの「19」ユニフォームを買ってくださいね」と、ファンに呼び掛けた。これまでもファンの声援を力に変え、並み居るメジャーの強打者を打ち取ってきた。来季もその決意は変わらない。

「来年も全力投球で頑張ります! 正直、身体はボロボロですが、雑草はここからです。また応援よろしくお願いします!!」

 フェンウェイパークからリグリーフィールドへ。メジャーの歴史が刻まれた球場で、再び背番号「19」が躍動する。

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