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プロ野球

埼玉西武・ヒースが今季初セーブ!首位攻防第1ラウンドを3者連続三振で締める!

日本ハムに勝利し、タッチを交わす西武ナイン=メットライフドーム【写真提供:共同通信社】


埼玉西武のヒースが3日の北海道日本ハム戦で入団後初となるセーブを挙げた。

 2014年から2年間広島東洋でプレーしたヒース。先発、中継ぎ、抑えとマルチに活躍、通算で6勝6敗、10ホールド、3セーブ、防御率2.36をマークした後、メキシカンリーグ、日本の独立リーグを経て、今年5月に埼玉西武へ加入。立て直しが急務となっていた中継ぎ陣の救世主として期待された。外国人枠の関係で一度登録抹消されたが、6月12日に再昇格。7月後半からは守護神にも抜擢され、7月21日からの登板4試合は無失点に抑え、3勝をマークした。

 この日は、2位・北海道日本ハムとの直接対決だけあって、是が非でもカードの頭を取りたい試合だった。チームは3回に先制するも、直後の4回に先発のエース・菊池雄星が3失点。苦しい展開となるが、7回に栗山巧の犠牲フライなどで逆転に成功。迎えた9回にヒースが移籍後始めてセーブシチュエーションでマウンドに上がった。ヒースは、切れ味鋭いスライダーを決め球に、3者連続三振で相手打線を封じ込め、今季初セーブを挙げた。

 ヒーローインタビューでは、「調子もよかったですし、キャッチャーとも息が合っていたので、3つの三振が取れた」と喜びを表したヒース。「任されたところで、しっかりと投げることだけ」と頼もしい言葉を残した。今季なかなか定まらなかった守護神に彼が収まれば、投手陣はより盤石になるはずだ。