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プロ野球

ビシエドが難敵・山口俊から一時勝ち越しのタイムリー!中日が今季初の5連勝!

7回中日2死一、二塁、ビシエドが左前に勝ち越し打を放つ=ナゴヤドーム【写真提供:共同通信社】


中日のダヤン・ビシエドが3日の読売巨人戦で2安打2打点の活躍。1週間前にノーヒットノーランを食らわされた山口俊から一時は勝ち越しとなる一打を放ち、チームにとって2年ぶりの5連勝に大きく貢献した。

 これぞ4番の仕事だった。同点に追いつかれて迎えた7回裏、2死2塁の場面で3番・大島が粘って四球を選んだ直後、山口俊が投じたこの試合の112球目を逃さなかった。「とにかく打てる球にコンタクトすることを心がけていた。うまく捉えることができた」とビシエド。143キロのストレートを鮮やかにレフト前に弾き返し、勝ち越しの走者をホームに迎え入れた。この打席だけでなく、初回の第1打席では1死2、3塁からサードへの内野ゴロで先制点を挙げ、3回裏の第2打席は詰まりながらライト前に弾き返すしぶとい安打をマーク。難敵のペースに乗せられない粘りのバッティングでチームを鼓舞していた。

 そのチームは、9回表にふたたび同点に追いつかれたものの、その裏に大島が押し出し四球を選んで今季4度目のサヨナラ勝ち。「今はチームがひとつになっている。一人ひとりが自分の仕事をできているので、チャンスを作ったときは、みんなで攻めていけている」と、チームの好調の要因を明かしたビシエド。「自分としてもすべての感覚がいい。この状態をキープしていきたい」とさらなる快進撃を約束した。