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カブスと契約を結んだ上原 「優勝に近いチームでやりたかった」


 カブスと正式に契約を結んだ上原浩治が16日、自身のブログを更新し、「皆さんご存知かと思いますが、先日カブスと1年契約をしてきました」とファンに報告した。

 上原は「月曜日にシカゴに飛び、木曜日に帰ってくる強行スケジュールでしたが、メディカルチェックもパスして、カブスの一員になったことですね。ホッとしたよね。安心して年を越せます」と現在の心境をつづった。

 また、「他球団からもお誘いをいただきましたが、やっぱり自分の中では優勝に近いチームでやりたかったっていうのが一番ですね。条件なら、他のチームってことも考えられたけど、自分の条件は『勝つ』ことですからね」と、カブスへの入団を決めた理由を説明した。

 最後に上原は、複数年という条件を契約に含めてもらえなかったことを明かしつつ、「来年も全力投球で頑張ります!正直、身体はボロボロですが、雑草はここからです」と締めくくった。

 レッドソックスでプレーした今季は、11年から4年連続で最多セーブに輝いたキンブレルの加入もあり、セットアッパーに配置転換。キンブレルにつなぐ勝ち試合の8回を任されたが、春先は不安定な投球が目立った。7月には右胸筋を痛め故障者リスト入り。それでも9月に復帰すると、11試合連続で無失点に抑えるなど、本来の輝きを取り戻した。

 今季108年ぶりに世界一となったカブスだが、抑えを務めていたチャップマンはヤンキースに復帰。その穴を埋めるべく獲得したデービスにつなぐためのセットアッパーを任されるのではないかと見られている。