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プロ野球

サヨナラ呼んだ奇跡のひと振り!福岡ソフトバンク・上林「今日はテラスさまさま」

9回ソフトバンク2死二、三塁、上林が右中間に同点3ランを放つ=ヤフオクドーム【写真提供:共同通信社】


 福岡ソフトバンクの上林誠知が26日の千葉ロッテ戦で起死回生の同点アーチを放った。

 9回裏で4点のビハインド。西田哲朗のタイムリーで1点を奪ったものの、3点差で2死2、3塁。タイムリーでも追いつけない圧倒的な劣勢を上林誠知の一発が跳ね飛ばした。テラス席に突き刺さる起死回生の同点3ランだ。この勢いのまま延長10回に松田宣浩のサヨナラ打でソフトバンクがロッテに逆転勝ち。松田と一緒にお立ち台に上がった上林は「また同点になって帰るのが遅くなると思った」と一昨日の6時間近くのドロー劇をネタにファンを笑わせた。

 その後の囲みでは「去年の日本代表でのホームランを思い出した」と韓国戦の10回に放った3ランとだぶらせた上林。「最近の対戦では真っ直ぐが多かったし、今日もまっすぐ中心だった。狙わずにいつも通りに対応ができた」とロッテの守護神・内からの一発を自画自賛した。

 自己最多の14号を放った次の試合ですぐさま15号。ここまで「テラス弾は1本だけ」と、その先のスタンドまで飛ばすことにこだわっていた上林だが、「間を抜けるとは思ったが、入るとは思わなかった。今日ばかりはテラスさまさまですよ」と笑み。工藤公康監督も「すばらしい、すごい、さすが。いろいろと言葉が出てくる。いろいろと書いてあげてね」と若鷹の一発を称賛した。