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プロ野球

主力の証!? 期待の表れ!? 今オフに“1ケタ”を手にした選手たち


 今オフも一部の選手たちが背番号を変更したが、その理由は様々だ。結果を残して球団から変更を打診された選手もいれば、結果を残せずに変更となった選手もいる。また、何らかの変化や刺激を与えるために自ら変更を願い出る選手もいた。

 その中でも、「2ケタ」から「1ケタ」への変更は、これまでの活躍・貢献が評価されるケースや、今後の活躍が期待される選手に起こりやすいもの。ちなみに今オフは、ここまで6人の選手が2ケタから1ケタの背番号に変更している。

【西武】
浅村栄斗「32」→「3」
▼13年オフから熱望していた背番号「3」をようやく手に入れた。西武の「3」は、これまで土井正博、清原和博、中島裕之(現オリックス)といった強打者が背負ってきた伝統の背番号。来季はキャプテンも務める新しい「レオの顔」に大きな注目が集まる。

<ライオンズの3をつけた主な選手>
土井正博(75~81年)
清原和博(86~96年)
マクレーン(01~02年)
中島裕之(04~12年)

【ロッテ】
中村奨吾「23」→「8」
▼“ミスターロッテ”・有藤道世、05年と10年の日本シリーズMVPに輝いた今江敏晃(現楽天)など、チームの顔が背負ってきた背番号を提案され、それを受諾した。今江は飛躍を期待された4年目の05年から背番号が「8」となり、日本シリーズでMVPを獲得するなどブレイクした。球団の期待を受け、中村も同じような成長曲線を描けるか?!

<ロッテの8をつけた主な選手>
山内一弘(52~63年)
有藤通世(70~86年)
平野 謙(94~95年)
清水将海(97年~02年)
今江敏晃(05年~15年)

【楽天】
岡島豪郎「27」→「4」
▼岡島は入団時に捕手登録だったこともあり背番号は「27」をつけていたが、来季から「4」に変更。今季は2年ぶりに規定打席に到達し、来季は主軸としての活躍に期待がかかる。楽天の「4」は“必殺仕事人”・高須洋介が球団創設時から13年まで背負い、14年から3年間は後藤光尊がつけていた。

<楽天の4をつけた主な選手>
高須洋介(05~13年)
後藤光尊(14~16年)

【オリックス】
西野真弘「39」→「5」
▼プロ1年目の15年はケガに泣いたが、今年は全試合に出場。正二塁手の座をつかみ、来年からは憧れの平野恵一がつけていた「5」を背負うことが決まった。

<オリックスの5をつけた主な選手>
プリアム(98~99年)
アリアス(00~01年)
清原和博(06~08年)
平野恵一(13~15年)

【ソフトバンク】
川島慶三「35」→「4」
▼今季まで「4」をつけていた金子圭輔に継承を依頼される形で、同番号に変更。プロ12年目を迎える33歳のベテランは来季、プロ野球人生で初めての1ケタを背負う。

<ホークスの4をつけた主な選手>
森脇浩司(88~96年)
柳田聖人(97~01年)
出口 雄大(04~05年)
金子圭輔(12~16年)

明石健志「36」→「8」
▼来季から「8」を背負うことになった明石。これまではケガに泣くことも多かったため、心機一転という意味合いも込められている。

<ホークスの8をつけた主な選手>
岸川勝也(90~94年)
浜名千広(95~01年)
江川智晃(05~09年)
ペーニャ(12年)
鶴岡慎也(14~15年)