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プロ野球

3連勝を呼び込む技ありのヒット!千葉ロッテ・福浦が勝ち越しタイムリー!

7回ロッテ無死一、三塁、福浦が中前に勝ち越し打を放つ=ZOZOマリン【写真提供:共同通信社】


 千葉ロッテの福浦和也が22日のオリックス戦で貴重なタイムリーを放ち、チームを3連勝に導いた。

 プロ25年目を迎え、コーチ兼任となった大ベテラン。今季は代打だけでなく、DHでもスタメン出場する機会も多く、若手の見本としてチームを支えている。この日は、4試合ぶりに「7番・DH」でスタメン出場。試合開始前の時点で2000安打へ残り16本と迫っていることから全打席で大きな声援が送られた。しかし、第1打席から第3打席までは、ランナーを置いての場面だったがヒットは生まれず。そして迎えた7回の第4打席も、無死1、3塁というチャンスで回ってきた。6回に同点に追いつかれなんとか勝ち越したい場面で福浦は、5球目のフォークにバットを合わせる技ありのタイムリーヒット。再び勝ち越しに成功する一本を放った福浦は、1塁ベースで満面の笑みを浮かべていた。

 ベテランの勝ち越し打で勢いに乗ったチームは、その後、田村龍弘の3ランなどで得点を重ね7対4で勝利して見事、同一カード3連勝を決めた。お立ち台に上がった福浦は、「毎回、ワク(涌井)が投げるときは点を取ってあげられなくて、なかなか勝ちにつながらないんですけど、あそこで打てて本当によかった」と、エース・涌井秀章の約2ヵ月ぶりの白星に貢献できたことを喜んだ。

 2000安打まで残り15本。「今日みたいないい場面でもっと打てるように、自分も精いっぱい頑張っていきたい」と意気込む福浦の今後の打席からも目が離せない。