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2安打2打点&好リード。広島東洋・會澤が首位攻防2連勝に導く!

5回広島2死二、三塁、会沢が左前に勝ち越しの2点打を放つ=マツダ【写真提供:共同通信社】


広島東洋の會澤翼が21日の読売巨人戦で2安打2打点の活躍。守備でも先発した大瀬良からリリーフ陣までをリードして、2位との直接対決2連勝に導いた。

 4回の第2打席でヒットを放った後の5回の第3打席だった。西川龍馬のタイムリーで同点に追いついた直後の2死2、3塁で打席に入った會澤。敬遠の可能性もあったが「勝負してくるかなと思っていた。積極的にいこうと打席に入ったが、結果的にいいところに落ちてくれた」と、読売巨人の先発・菅野智之の内角へのシュートに詰まりながらも、「気持ちが入っていた」と執念でレフト前に落とした。

 昨季から選手会長を務める會澤は、親分肌の性格にリードも向上し、投手陣からの信頼が厚い。この日も打撃の話はそこそこに「暑い中で一生懸命投げていたし、大地に勝ちがついてよかった」と、自己最多の11勝目をマークした大瀬良をねぎらった。

 今季はここまで規定打席不足ながら打率.339と、下位打線の得点源として大きな役割を果たしている。フレッシュオールスターでウエスタン・リーグの4番を務めたこともある打撃が開花し、「打てる捕手」の称号を取り戻した。石原慶幸、磯村嘉孝との併用となっているが、「カープの正捕手」としての座を着実に掴みつつある。