BASEBALL GATE

プロ野球

8回1安打無失点!中日・ガルシアがノーノーならずも2ケタ勝利達成!

1回、2死満塁のピンチを切り抜け、グラブをたたく中日・ガルシア=ナゴヤドーム【写真提供:共同通信社】


中日のガルシアが18日の広島東洋戦に先発し、8回を1安打無失点に抑えて今季10勝目を挙げた。

 立ち上がりは苦戦した。初回に2死を取りながら2つの四球と自らの失策が絡んで満塁のピンチ。しかし、6番・野間峻祥をファーストゴロに仕留めて難を凌ぐと、続く2回に3者連続三振を奪ってリズムに乗った。その後は完璧なピッチング。気が付けば7回まで無安打投球を継続。打線も7回裏に女房役の松井雅人が先制タイムリーを放つと、ガルシア自らもタイムリーを放って続くなど一挙4得点。こうなるとファンの注目は俄然、ガルシアのノーヒットノーランに集まった。

 しかし、8回表に先頭打者・会澤翼に詰まりながらもライト前にしぶとく運ばれて偉業達成ならず。それでも「気を抜かずに全力でいきました」と、続く代打・新井貴浩を内野ゴロの併殺打に打ち取り、このイニングも無失点に仕留めてマウンドを降り、今季16試合目の登板で2ケタ10勝目をマーク。「いつも味方がたくさん点を取ってくれるので嬉しい。この10勝は応援してくれるファンと野手のおかげ。次の登板も全力でいく」と笑顔を見せた。

 チームにとって2ケタ勝利到達は、大野雄大と若松駿太が2015年に記録して以来3年ぶり。来日1年目の外国人投手としては2000年のバンチ以来18年ぶりのこと。今後は自身のタイトル獲得とチームのAクラス進出を狙う。