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プロ野球

福岡ソフトバンク・石川が1カ月半ぶりの勝利!「ひとつホッとしました」


7回を1失点で8勝目を挙げたソフトバンク・石川(右)=ヤフオクドーム【写真提供:共同通信社】


 福岡ソフトバンクの石川柊太が17日の埼玉西武戦で7回4安打11奪三振1失点の好投で、5月30日以来の阪神戦以来、約1カ月半ぶりの8勝目を挙げた。

 ようやく柊太スマイルが戻ってきた。初回、先頭の秋山翔吾にいきなり2塁打を許す苦しい立ち上がり。それでも後続3人をしっかりと抑えて無失点で切り抜けると、味方打線がいきなり3点の援護点をプレゼント。石川は3回に死球から1点を失うものの、ここでも4番の山川穂高を三振に切ってピンチを切り抜けてペースを上げた。結局、7回で11奪三振を奪う快投を見せた。

 試合後の工藤公康監督は「ブルペンではあまり良くなかったらしいけど、マウンドでは前半のいい時の石川くんに見えた。初回を乗り切って勢いに乗れたと思う。(甲斐)拓也くんのリードも大胆に攻めていてとても良かった」と、育成出身バッテリーの攻めの姿勢を高く評価した。これで石川は昨シーズン挙げた自己最多の8勝に並んだが「ひとつホッとしました。ある意味、これで気負わなくて済みます」と正直な気持ちを吐露した。

 鷹の祭典で2連勝して首位との差を2つ縮めた。工藤監督は「また明日も明るく元気に、楽しく真剣に戦っていきます」と、北九州での一戦に思いを馳せていた。