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25年ぶりV広島、主力の契約更改が本格スタート 1億円プレーヤー続出するか


25年ぶりの優勝に貢献した広島の主力の契約更改が本格的にスタートする。球界最高年俸(6億円)だった黒田博樹が今季限りで引退。ほかに1億円超えは日本人では石原慶幸だけだったが、今オフは複数の1億円プレーヤーの誕生が予想される。

■ここまでは丸が5500万円増の1億4000万円で更改

 25年ぶりの優勝に貢献した広島の主力の契約更改が本格的にスタートする。球界最高年俸(6億円)だった黒田博樹が今季限りで引退。ほかに1億円超えは日本人では石原慶幸だけだったが、今オフは複数の1億円プレーヤーの誕生が予想される。

 ここまで目立つところでは丸佳浩が5500万円増の1億4000万円で更改。「3番・中堅」で全試合に出場し、打率.291、20本塁打、90打点。本塁打、打点でキャリアハイの数字を残し、大幅アップを勝ち取った。

 また守護神として34セーブ、防御率1.32の成績を記録した中崎翔太は4300万円増の8500万円。大台には届かなかったがほぼ倍増となった。

 今後、更改が予定される主な選手は以下の通り。(※金額は推定)

○野村祐輔(27歳。今季年俸5200万円)
16勝3敗、防御率2.71

 ジョンソンを上回る16勝で最多勝、最高勝率を獲得。ベストナインも受賞した。1億円に届くか注目が集まる。

○石原慶幸(37歳。今季年俸1億円)
打率.202、0本塁打、17打点

 抜群のインサイドワークで投手陣から絶大な信頼を集めるベテランは、ゴールデン・グラブ賞、ベストナインを初受賞。3年契約が切れる今オフ、どのような契約を結ぶのか。

■大幅アップが見込まれる鈴木

○新井貴浩(39歳。今季年俸6000万円)
打率.300、19本塁打、101打点

 完全復活を遂げた大ベテラン。2000安打、300本塁打など節目の記録も達成し、MVPに輝いた。阪神時代以来の1億円返り咲きは間違いないだろう。

○菊池涼介(26歳。今季年俸8500万円)
打率.315、13本塁打、56打点、13盗塁

 最多安打のタイトルと、おなじみとなった鉄壁の守備で4年連続のゴールデン・グラブ賞を受賞。同い年の丸を超えることができるか。

○田中広輔(27歳。今季年俸4100万円)
打率.265、13本塁打、39打点、28盗塁

 遊撃でフルイニング出場を達成。2差で盗塁王こそ逃したが、球界屈指のリードオフマンに成長した。倍増を勝ち取れるか。

○鈴木誠也(22歳。今季年俸1700万円)
打率.335、29本塁打、95打点、16盗塁

 4年目で大ブレイクを遂げた。「神ってる」が流行語大賞に輝くなど、存在感は球界でも屈指。アップ率は間違いなく1番だろう。

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