BASEBALL GATE

プロ野球

地元の鷹の祭典は豪打で勝利!福岡ソフトバンク・牧原がプロ初本塁打!

7回、プロ初本塁打となる2ランを放ち、ナインに迎えられるソフトバンク・牧原(右)=ヤフオクドーム【写真提供:共同通信社】


 福岡ソフトバンクが16日の埼玉西武戦で21安打8本塁打の大爆発。牧原大成が、記念すべきプロ初本塁打を放った。

 後半戦初戦、地元・福岡での「鷹の祭典」初日は、21安打8本塁打と首位・西武をお株を奪う猛打爆発の試合となった。8本塁打の内訳は、上林誠知の先頭打者弾、松田宣浩と甲斐拓也の2ラン、中村晃と内川聖一のソロ弾、柳田悠岐の2打席連続弾、そして牧原大成の2ラン。どれもが価値ある一発だが、あえて7回裏の牧原の一発を取り上げたい。

 すでに試合の行方が決まったところで飛び出した一発とはいえ、牧原にとってはこれが記念すべきプロ入り初の本塁打だった。「最初何が起こったかわからなくて全力で走った。審判が手を回していたので実感がわいた」という牧原。それでも「自分の理想のバッティングだった」と振り返るのは2回裏のレフトへのタイムリーの方だ。記念の一発を打った打席も「逆方向への意識を持って自分の形を崩さずにいったら、うまく回ってホームランになった」と振り返った。

 「育成同期の千賀と(甲斐)拓也が活躍する中で自分だけがという思いはあった」という牧原が、2015年以来となる猛打賞に3打点の活躍。育成同期生3人がパの首位を突き進む西武に一泡吹かせた。これは「育成のソフトバンク」にとっては記念すべき一夜だったともいえるだろう。