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ホークス中村晃、3000万増の1億5000万円で更改「逃げずに立ち向かっていけた」


ソフトバンクの契約更改で13日、中村晃が3000万円アップの推定年俸1億5000万円でサインした。

■2月のキャンプでは「仕上げるのではなく感覚を上げていく」

 ソフトバンクの契約更改で13日、中村晃が3000万円アップの推定年俸1億5000万円でサインした。

 今季の中村は、自身初の全試合出場を果たし、打率.287、7本塁打、50打点、6盗塁を記録。4年連続の打率3割には届かなかったが、リーグ3位の出塁率.416をマークした。

「(年俸は)上げてもらった方だと思うが、優勝していないので悔しい気持ちの方が強い。個人としては悪い時の方が多かったが、自分で逃げずに立ち向かっていけた。いい経験ができた1年だった。3割は打てなかったが、他の数字は上がっているので、自分が目指すところには進んでいけていると思う」

 来季でプロ10年目となり「年も(チームで)真ん中くらいになった」からこそ、目指すものもある。

■プロ10年目は本塁打2桁目標、「全試合出場も続けたい」

「先輩にも悪いことは悪いと言えるような、そして『アイツに言われるなら納得できる』と言われるような選手になりたい」

 1月の自主トレは、長谷川勇也らと宮古島で行う予定だが、その前の12月にもしっかりとバットを振って打撃技術の向上を目指す。「2月のキャンプで仕上げるのではなく、そこまでに仕上げて、あとは自分の感覚を上げていきたい」と語るのも「単にうまくなりたいから」だという。

「長打力も上げて(本塁打を)2桁打ちたいし、全試合出場も続けたい。目指すのは今季を継続していくこと。優勝してファンと喜び合いたい」

 プロ10年目という節目の年を笑顔で終わらせるために、中村は明日からもバットを振り続けて自分自身の向上を目指していく。

藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura

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