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プロ野球

チームの大型補強に巨人・阿部「活性化に繋がる」


◆ 巨人・阿部「多少は、貢献できた」

 『ニッポン放送 ショウアップナイターCONFERENCE 2017』が12日、東京都内で行われ、巨人の阿部慎之助がトークショーに参加した。

 阿部は今季故障で出遅れ、わずか91試合の出場にとどまった。それでも、打率は規定打席に届かなかったが、4年ぶりに3割(.310)を記録。夏場には、自己最長となる23試合連続安打をマークするなど好調だった。

 今季の自身の成績に「去年と一昨年がひどすぎた。今季多少は、貢献できたと思う」と評価。それでも、長年チームの中心として引っ張ってきた阿部は「本当は1年間通じてやらないといけないと思う。それが使命だと思っている」と満足することはない。

◆ 大型補強に阿部は「活性化に繋がる」

 2年連続リーグ優勝を逃したこともあり、今オフはFAで山口俊、森福允彦、元楽天のマギー、トレードで日本ハムから吉川光夫、石川慎吾、楽天から柿沢貴裕を獲得するなど、大型補強を敢行している。

 この大型補強に阿部は「球団をあげて本気なんだと感じます。チームの活性化に繋がると思う。僕もうかうかしていられない」と話した。一方で、「この補強があったから主力がバンバン給料を落とされた」と会場の笑いを誘うことも忘れなかった。

 例年になく積極的な補強が目立つ巨人だが、若手・中堅の成長は必要不可欠。長年巨人の正捕手に君臨した阿部は、自主トレに今季捕手としてチーム最多の129試合に出場した小林誠司を連れていくという。「(小林に)少しでも良くなってほしい。自分がキャッチャーをできない分、彼が良くなればチームは勝てると思う」と後輩の成長を期待する。

 来季、3年ぶりにリーグ優勝するためには、新戦力、生え抜き組の活躍が重要になってくる。阿部は来季に向けて、「『巨人が勝たないとダメだ』と言ってくれる人が多いので、とにかく全員がいい成績で完全優勝できればいいかなと思います」と意気込んだ。