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プロ野球

読売巨人が4年連続静岡勝利!陽が決勝のタイムリー3塁打!

7回、勝ち越し三塁打を放ち、ベンチに向かってポーズをとる巨人・陽岱鋼。三塁手川端=静岡【写真提供:共同通信社】


読売巨人の陽岱鋼が9日の東京ヤクルト戦で決勝のタイムリー3塁打を放ち、チームを静岡・草薙球場4年連続勝利に導いた。

 初回に2点を先制しながらも6回に2点を奪われて同点に追い付かれる展開。迎えた7回表、先頭の長野久義がラッキーな形で3塁に進む(記録は2塁打)と、続く7番・陽が、この回から登板した東京ヤクルトの2番手・中尾輝のカウント2-2からの5球目をライトへ弾き返し、勝ち越しのタイムリー3塁打となった。

 フォークが2球続いた後のストレートを捉え、「先頭打者の長野さんが塁に出てくれて、右打ちのサインも出ていたので結果がヒットになって良かったです」と陽。ここから一気に打線が繋がり、一挙6得点。東京ヤクルト山田哲人がサイクル安打を達成したが、3回の満塁のピンチでは好守を見せるなど攻守で勝利に貢献した読売巨人の陽が、試合後のヒーローインタビュー。チームは静岡の地で4年連続の勝利を収め、「静岡の皆さんのおかげだと思います。明日も頑張ります」と笑顔を振りまいた。

 FA移籍2年目の今季は、開幕直後の4月3日に死球を受けて5月下旬まで戦線離脱を強いられたが、復帰後は随所で勝利に繋がる活躍を披露。だが、この試合の前まで出場40試合で打率.270、4本塁打、13打点という成績にはまだまだ満足していない。特に得点圏打率.212は大きな改善点だ。だが、この日はチャンスでしっかりと仕事をして打線全体に勢いを付けた。逆転Vを狙う由伸ジャイアンツにとって、前半戦終了を前にした陽の活躍は非常に大きな収穫になるはずだ。