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2軍降格で“行方不明”、まさかの初球顔面直撃…西武で爆笑座談会


埼玉西武ライオンズの「2017年ファンクラブハイグレード会員特典」向けのDVD撮影が都内で行われ、炭谷銀仁朗捕手、栗山巧外野手、上本達之捕手、鬼崎裕司内野手、熊代聖人外野手、永江恭平内野手の6選手が参加した。その中で今シーズンの様々な“秘話”が語られ、大盛り上がりの座談会となった。

■西武が「ファンクラブハイグレード会員特典」向けのDVD撮影を実施

 埼玉西武ライオンズの「2017年ファンクラブハイグレード会員特典」向けのDVD撮影が都内で行われ、炭谷銀仁朗捕手、栗山巧外野手、上本達之捕手、鬼崎裕司内野手、熊代聖人外野手、永江恭平内野手の6選手が参加した。その中で今シーズンの様々な“秘話”が語られ、大盛り上がりの座談会となった。

 ファンクラブ会員のために「ロッカールーム内での会話のような、普段聞くことができない話ができたら」と、選手会長を務める炭谷が提案。今回の座談会が実現した。

 参加メンバーも炭谷自身が選出。今シーズン印象に残った試合や場面、参加選手の直してほしいところなどをテーマにトークが進められた。

 撮影は熊代にドッキリを仕掛けるところからスタート。「ファッションチェック企画のため、私服で参加ください」と連絡があり、スーツ着用での参加を聞かされていない熊代だけが撮影会場に私服で登場。そこにスーツ姿の5人が合流した。熊代は驚くと同時に、入念な企画に「手が込んでいますね」と感心した様子を見せた。

■最もロッカールームで印象に残っている出来事は…

「今シーズン印象に残っているロッカールームでの出来事は?」というテーマでは、栗山が、4月22日の楽天戦で試合後2時間経っても鬼崎がロッカールームに戻ってこなかった出来事を挙げた。

 この日、9回に鬼崎が併殺を狙った二塁への送球が悪送球となりチームは逆転負けしていた。鬼崎は試合後、奈良原浩元内野守備走塁コーチに呼ばれ、コーチ室で2軍落ちが告げられたことを明かした。

 帰宅後は家の浴槽に浸かりながら、炭谷が登場曲として使用している、逆境の中で頑張る人を応援する歌「負けてたまるか」をずっと聞いていたエピソードも披露。精神的に不安定になっていたと当時を振り返った。

「参加選手の直してほしいところは?」というテーマでは、自主トレの際、ティーバッティングで永江の打ったボールが上本の顔面に直撃し、その歯を治したエピソードが語られた。

■炭谷「個性ある選手が多く、個々の力は高い」

 折れた歯は2日後に室内練習場で発見。上本は7針を縫う大ケガを負った。最初に永江にボールを上げていたのは栗山だったが、上本に交代した直後の初球でアクシデントが発生。上本が当時の様子を話すと、参加選手たちからは笑いが沸き起こった。

 この日の撮影ではそのほかファンからの質問に答えるコーナーや心理テスト、「お店を開くとしたら、チーム内のどの選手を店員として選ぶか」という炭谷が考えたオリジナル企画なども行われた。

 3年連続でBクラスと低迷している埼玉西武だが、炭谷は「個性ある選手が多く、個々の力は高いので、シーズンの早い時期から力を結束させ全員の力で優勝を目指したい」と来シーズンへの意気込みを語り、「来シーズンも応援よろしくお願いします」とファンにメッセージを送っていた。

篠崎有理枝●文 text by Yurie Shinozaki

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