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プロ野球

途中出場で2安打!オリックス・後藤が貴重な働き!

6回オリックス1死二塁、代打後藤が中前に同点打を放つ=京セラドーム【写真提供:共同通信社】


オリックスの後藤駿太が4日の千葉ロッテ戦で同点打を含む2安打の活躍。途中出用ながらチームの勝利に貢献した。

 出番は1対2と2点ビハインドの6回裏。マレーロの2塁打から1死2塁となった場面に代打で登場すると、千葉ロッテの2番手・田中靖洋の2ボール1ストライクからの4球目に反応。「何とか事を起こそうと思っていました。シンカー気味のボールを上手くセンターへ打ち返せました」と同点タイムリーに声を弾ませると、8回の打席でも1死1塁からエンドランを決めて逆転に繋げた。

 レギュラー定着が期待されながらもシーズン前半はファーム暮らしが続いていた後藤。「気持ちだけは切らさないように、自分のスキルアップを目指してやっていました」と出番を待った。7月に入ってようやくひと仕事した形となり、「シーズンも残り半分ですが、回りに信頼されるように頑張ります」と前を向いた。

 「金子がよく粘ってくれましたし、駿太がいいところで、いい仕事をしてくれました」と福良淳一監督。この日の勝利で、再び福岡ソフトバンクと並んで3位に浮上したオリックス。後藤のようにまだまだ実力を秘めた人材が多くいる。彼らの力を使って“勝利の夏”としたい。