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8回途中10K無失点!埼玉西武・十亀が首位攻防戦で力投!

8回途中無失点で5勝目を挙げた西武・十亀=札幌ドーム【写真提供:共同通信社】


埼玉西武の十亀剣投手が3日の北海道日本ハム戦で7回2/3を7安打無失点で計10三振を奪う好投で今季5勝目を挙げた。

 1ゲーム差の2位チームとの直接対決。「真っすぐの調子自体はあまりよくなかったんですけど、変化球でなんとかカウント負けせずに投げられたのでよかった」と十亀。初回、いきなり2三振を奪って三者凡退に仕留めると、援護点をもらった2回は3三振。4回無死1、3塁のピンチにスライダー、フォーク、カーブの変化球を用いて無失点で切り抜けると、5回、6回も三振を奪いながら得点を許さず、「中継ぎの人に力借りてしまった」と8回途中でリリーフを仰いだが、主導権を相手に渡さない力投でチームの勝利に貢献した。

 菊池雄星と多和田真三郎の2人がすでに8勝を挙げ、榎田大樹、カスティーヨの2人も6勝をマークする中で、自身はチームワーストの6敗を喫していただけに、試合後は「今日みたいな試合ができれば、もう少し勝てると思いますので、僕自身がもう少し頑張りたいと思います」と苦笑い。それでも、「勝ててよかったです。それに尽きるかなと思います」と安堵の表情を見せた十亀。首位攻防3連戦初戦での力投は、優勝へ向けて非常に価値のあるものになった。