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プロ野球

古巣相手に恩返しの一発!福岡ソフトバンク・西田が2安打1打点!

楽天に勝利し、ファンの声援に応えるソフトバンク・西田=弘前【写真提供:共同通信社】

 福岡ソフトバンクの西田哲朗が3日の東北楽天戦で移籍後初となるホームランを含む2安打を放った。

 昨年オフにトレードで福岡ソフトバンクに移籍してきた西田。今季は開幕1軍に名を連ねたが、選手層の厚さもありなかなか定着ならず2度の抹消を経験。6月24日に3度目の昇格を果たした。

 この日は、青森・弘前で古巣の東北楽天との対戦でもあり、2試合ぶりのスタメンに抜擢。入団当初から「お世話になった方々に恩返しがしたい」と話していただけに、この試合にかける思いは強かった。西田の気持ちが全面に表れたのが、4回表の第2打席。先頭で打席に入ると、東北楽天の先発・古川侑利が投じた2球目のストレートをフルスイング。「積極的に思い切っていけた」と語った打球は、レフトスタンド前列に飛び込む第1号ソロとなった。第4打席でもヒットを放った西田は約1カ月ぶりのマルチ安打記録し、チームの勝利に貢献した。

 プロ入りから8年間、お世話になった東北の地で活躍し、ヒーローインタビューを受けた西田。「第二の故郷と言っていいぐらいの所なので、東北でプレーできる喜びを噛み締めながらプレーしていました」と笑み。主力にケガ人が相次ぎ、苦しい試合運びが強いられている福岡ソフトバンク。新天地で再スタートを切った西田のような中堅選手が結果を出すことはチームにとってもプラスとなる。「少しでも勝利に貢献できれば」と気持ちを引き締めた西田の今後の活躍にも期待が集まる。