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プロ野球

プロ6年目が終了 “早大トリオ”の今季は?


◆ 未勝利に終わった斎藤佑樹

 2010年のドラフト会議で世間を沸かせた“早大トリオ”の斎藤佑樹(日本ハム)、大石達也(西武)、福井優也(広島)はプロ生活6年目が終了した。

 3人の今季を振り返ると、斎藤が所属する日本ハム、福井が所属する広島がリーグ優勝を飾った。“ハンカチ王子”こと斎藤は一軍と二軍の往復が続き、今季は11試合に登板して、0勝1敗、防御率4.56。

 今季は先発、リリーフの両方で登板したが、先発は3試合に登板して防御率が4.72、リリーフは8試合に登板して防御率4.35と、どちらも結果を残すことができなかった。

斎藤佑樹(日本ハム)
17年年俸:2000万円(推定)
今季成績:11試 0勝1敗 防4.56

◆ 好不調の波が激しかった福井

 投手キャプテンを務めた福井は、開幕ローテーション入りするも、好不調の波が激しく5月8日のDeNA戦の登板を最後に二軍落ち。

 約2カ月半、二軍で汗を流し、7月28日の巨人戦で一軍復帰。同日の試合で7回を無失点に抑え、巨人のエース・菅野智之に投げ勝ち今季2勝目をマーク。

 その後、故障で戦列を離れるなどもあり、最終的には5勝止まり。今季は昨季の9勝以上の活躍が期待されたが、力を発揮することができなかった。

福井優也(広島)
17年年俸:4100万円(推定)
今季成績:13試 5勝4敗 防4.34

◆ 36試合に登板した大石

 悔しい1年に終わった2人に対し、大石は復調のきっかけを掴むシーズンとなった。開幕は二軍スタートだったが、5月25日に今季一軍初登板を果たすと、開幕から13試合連続無失点と安定した投球を披露。

 7月19日のロッテ戦で今季初失点を喫したが、その後に失点した試合は、わずかに3試合のみ。36試合に登板して、1勝0敗、防御率1.71の成績を残した。

大石達也(西武)
17年年俸:1500万円(推定)
今季成績:36試 1勝0敗 防1.71