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ホークス高谷、V逸に「捕手として責任」 球団の2年契約提示に「感謝」


9日のソフトバンクの契約更改で高谷裕亮捕手が推定年俸3400万円でサインした。また、出来高を含む2年契約も提示され、こちらも同意した。

■球団からの2年契約の提示に「ケガで貢献できていない中で感謝」

 9日のソフトバンクの契約更改で高谷裕亮捕手が推定年俸3400万円でサインした。また、出来高を含む2年契約も提示され、こちらも同意した。

 高谷は6月に左膝を故障。「終盤の優勝争いに間に合うに」と、7月6日に左膝半月板切除手術に踏み切り、9月10日に1軍復帰した。今季の出場は37試合で、打率.247、2本塁打、16打点。約3か月の離脱はあったものの、「シーズン終盤に間に合わせたことも評価していただいた」という。

 また、球団からは現状維持で出来高付きの2年契約の提示も受け「ケガで貢献できていない中で、そういう提示をもらったのは感謝している」と高谷。「ケガで戦力になれなかった。ケガに泣いたというか、シーズン中にこんな大きなケガをした経験がなかったので本当に悔しい。優勝できなかったことは、捕手としても責任があるので、来季しっかり挽回したいと思う」と語った。

■正捕手争いも注目される高谷「まだそんな立場にない」

 左膝の状態はまだ万全ではないが「トレーニングの強度も上げているし、キャンプまでには100%にもっていきたい」という。細川の退団によって、鶴岡慎也との正捕手争いにも注目が集まるが「まだそんな立場にない」と語る。

「もちろん正捕手を取れるようにというのはあるが、1試合1試合に出て、(周りの)みんながそう認めてくれたら。そういう積み重ねだと思う。若手にもまだまだ負けないつもりはあるが、それを意識するより自分がやれることをやっていくだけ」

 肩には自信をもつ高谷だが「さらに安定したプレーができるように」と、このオフは股関節も含めた足回りの強化に取り組んでいく。勝負強い打撃に磨きをかければ、来季のスタメンマスクの機会は自ずと増えていくだろう。

藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura

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