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通算600試合登板で歴代1位タイの273ホールド!北海道日本ハム・宮西が2つの記録を同時達成!

通算600試合登板とプロ野球最多に並ぶ通算273ホールドを同時に達成し、記念のボードを手にする日本ハム・宮西=札幌ドーム【写真提供:共同通信社】


 北海道日本ハムの宮西尚生が30日のオリックス戦でプロ通算600試合登板を記録。さらに、歴代1位タイとなる273ホールドを達成した。

 昨季10年連続50試合以上登板を記録するなど、勝利の方程式の一人としてチームを支えてきた宮西。今季も不動のセットアッパーとしてブルペン陣の柱として活躍していた。この日は、5対2で迎えた7回1死1塁の場面でマウンドへ。初球を投じた際に安達了一に盗塁を決められて得点圏にランナーを許してしまうが、代打の伏見寅威をセンターフライに打ち取り、続く武田健吾もサードゴロ。わずか8球で2人を抑え、しっかりとホールドを記録した。その後、チームはトンキン、石川直也と繋ぎ、3点リードを守り抜いた。

 節目の600試合登板で、プロ野球歴代1位タイのホールド数を挙げた宮西は「本当に高梨がしっかりゲームを作って降りてくれたので、慌てることなくいつも通り投げられました」と先発の高梨を称賛。また、2つの記録を同時に達成したことについて「本当につらいときもありましたし、先発の勝ちを消してしまって悔しい思いもしましたし。そういう意味では、監督がここまで信用して勝ちパターンで使ってくれているっていうことだと思うので、本当に感謝したいと思います」とコメントした。

 防御率1点台をキープし、好調を持続している宮西。このままいけば、今季中に300ホールドという大記録達成も夢ではないだろう。