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プロ野球

大嶺祐、伊志嶺、桜井…背番号変更で発奮なるか?


 今オフ、浅村栄斗(西武)が長年熱望していた背番号「3」を手に入れ、中村奨吾(ロッテ)が「23」から有藤通世、今江敏晃などが付けた「8」、川島慶三(ソフトバンク)が「35」から「4」に変更となった。

 一桁の背番号を手に入れた選手がいる一方で、大嶺祐太(ロッテ)は大きな背番号に変更となった。1年目の07年から09年まで「1」を付け、10年から今季まで「11」を付けたが、来季から「30」に変更。今季まで背負った「11」は、今年の10月に行われたドラフト会議で1位指名を受けた佐々木千隼に譲った。昨季は自己最多の8勝を挙げるも、今季はわずか1勝に終わった大嶺祐は球団を通じて「やるしかないという気持ちです。今はとにかく来年は絶対にやってやるという気持ちで一杯です」と意気込む。

 また、大嶺祐と同学年で同じ沖縄出身の伊志嶺は、「5」から「38」に変更となった。伊志嶺は10年ドラフト1位でプロ入りし、1年目の11年に32盗塁をマークする活躍を見せたが、年々出場機会が減少。今季は右太ももの肉離れで離脱するなど、プロ入り後、自己ワーストの3試合の出場に終わった。背番号「38」に変更となった来季に向けて伊志嶺は「心機一転、頑張ります」と前を向く。岡田幸文、荻野貴司、清田育宏、加藤翔平といったライバルは多いが競争を勝ち抜きたいところだ。

 昨年のドラフト1位ルーキー・桜井俊貴(巨人)は、わずか1年で「21」から「36」に変わった。プロ1年目の今季は一軍で1試合の登板にとどまり、即戦力としての働きを見せることができなかった。「21」を日本ハムからトレードで加入した吉川光夫に譲ったが、「21」を取り返せるような活躍を期待したい。

 その他、杉浦稔大(ヤクルト)が「18」から「58」、中井大介(巨人)が「36」から「61」、秋山拓巳(阪神)が「27」から「46」に変わる。今オフ、大きな番号に変わった選手たちの発奮に期待したいところだ。