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プロ野球

BCリーグからNPBに移籍して活躍できた?


 今季プロ野球独立リーグ・ルートインBCリーグでプレーした元広島の三家和真(石川→ロッテ)、シリアコ(石川→DeNA)、ジョージ(新潟→オリックス育成)はNPB球団との契約を勝ち取った。

 過去にも元NPB、BCリーグで活躍した外国人がNPBに移籍したケースが多い。昨季オリックスでプレーしたカラバイヨは、オリックスで2度プレーしている。10年に群馬で本塁打王のタイトルを獲得し、同年の7月9日にオリックスが獲得を発表。BCリーグから外国人選手が初めてのNPB移籍となった。オリックスでもその打棒を発揮し、初出場となった7月19日の楽天戦で本塁打を放つなど、途中入団ながら7本塁打を記録した。

 しかし、翌年は左手首の手術を影響したのか、わずか4試合の出場にとどまり、同年で戦力外。12年に北米の独立リーグでプレーした後、13年に選手兼任コーチとして群馬に復帰。13年に本塁打、打点のタイトルを獲得すると、14年に三冠王に輝いた。

 そして15年に古巣・オリックスの春季キャンプにテスト生として参加し、契約を勝ち取った。シーズンが開幕してからは主力の故障者が相次ぎ、一時4番に座るなど12本塁打をマークしたが、同年限りで再び戦力外となった。今季は再び群馬で選手兼任コーチとしてプレーしている。

 元NPB組では、11年に新潟アルビレックスでプレーした正田樹は、12年にNPB復帰を果たし、2年間ヤクルトに所属した。移籍1年目の12年は24試合に登板して、防御率2.84の成績を残すと、翌13年は一時セットアッパーを務めるなど15試合の登板で、防御率2.87を記録。しかし、同年限りで戦力外となり、14年からは台湾、四国ILプラスなどでプレーを続けている。

 その他、元NPB組ではカーター、小林宏之などがNPBに復帰したが活躍できず1年限りでチームを離れ、ザラテ、チャベス、デニング、といった外国人組もNPBの舞台で活躍できなかった。

 NPBで苦戦する選手が多いが、三家、シリアコ、ジョージが活躍できるか注目だ。