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球団通算4500勝のメモリアル!北海道日本ハム・上沢が2安打完封で7勝目!

ソフトバンクに完封勝利し、捕手清水(左)とタッチする日本ハム・上沢=沖縄セルラー【写真提供:共同通信社】


 北海道日本ハムの上沢直之が26日の福岡ソフトバンク戦で2安打完封と圧巻の投球で今季7勝目を挙げた。

 チーム初となる沖縄での主催試合。この記念すべきマウンドを託された上沢は、初回からストレートを軸に多彩な変化球を織り交ぜ相手打線に的を絞らせず。気温、湿度ともに高くピッチャーにとっては厳しい気象条件だったが、回が進んでも球威は衰えず。打線が初回に4点を奪ったこともあり余裕ある投球で、6回までパーフェクトピッチングを見せつけた。

 7回表、内野安打で初ヒットを許した後、1死1、2塁と得点圏にランナーを進めたが、上沢の気持ちは切れなかった。相手の4番・柳田悠岐を内野ゴロに仕留めると、続くデスパイネをカーブで空振り三振。8回、9回はいずれも三者凡退で切り抜け、今季3度目の完封勝利を飾った。

 試合後、「ヒットが出てないなぐらいで、そこまで意識はしてなかった」と、この日の投球を振り返った上沢。6回を抑えた後に、ベンチで西川遥輝に声をかけられた直後のヒットを打たれたことを明かし、「あの人、マジ、悪いです」と悪戯っぽく笑った。

 昨年、北海道移転1500勝を達成したときも、勝ち投手となった上沢。この日の勝利が球団通算4500勝目。「記録に残るのでうれしいです」と上沢。両リーグトップタイの3完封の“メモリアル右腕”の勢いは、まだまだ続きそうだ。