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両リーグ最速10勝目!広島東洋・大瀬良が7回零封!

両リーグ最速の10勝目を挙げ、観客の声援に応える広島・大瀬良=甲子園【写真提供:共同通信社】


 広島東洋の大瀬良大地が22日の阪神戦で7回3安打無失点の好投で2年連続の2ケタ勝利となる今季10勝目を挙げた。

 前回登板の福岡ソフトバンク戦では自身の連勝が7で止まったが、セ・リーグ相手のレギュラーシーズン再開最初の試合で自身最多タイとなる10勝目をマークした。「リーグ戦が再開して一発目の試合だったので、なんとかチームにいい流れを持っていきたいと思った」という大瀬良は「通常ももちろん大事なゲームだが、それ以上にいろいろな思いを持ちながらマウンドに立っていた」と試合を振り返った。交流戦最後の7試合でチームは1勝6敗と貯金を減らし、大瀬良も福岡ソフトバンク戦で4回7失点と今季ワーストの投球で敗戦投手となった。「前回はすごく悔しい思いをして、情けないと思いながらこの一週間、練習を積んできた」と意を決したマウンドで、4回から7回まで全て三者凡退の快投を見せた。

 ルーキーイヤーと昨年の10勝が自己最高だが、今季は7月に入る前に2ケタに到達した。「大瀬良は僕だけの力ではなくて、野手やサポートしてくれるトレーナーなど、みんな力があってこそ」と周囲に感謝した。

 一昨年は野村祐輔が16勝、昨季は薮田和樹が15勝と、リーグ連覇のチームには大きくブレイクした先発投手が存在したが、3連覇へひた走る今季は大瀬良がその役割を果たすことになりそうだ。