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西武ダウン更改3投手が復活&飛躍誓う 野上「全て一から」、誠「負けてられない」


西武の野上亮磨投手が7日、800万円ダウンの5000万円で契約を更改した。「辛かった」と振り返る今季は、22試合3勝9敗と、昨季の数字を下回った。特に5月以降は不調が続き、中継ぎ転向、さらには2軍落ちも経験した。

■野上は800万円ダウンの5000万円で更改、今季は「辛かった」

 西武の野上亮磨投手が7日、800万円ダウンの5000万円で契約を更改した。「辛かった」と振り返る今季は、22試合3勝9敗と、昨季の数字を下回った。特に5月以降は不調が続き、中継ぎ転向、さらには2軍落ちも経験した。

「イニングも投げられず、先発としての仕事ができなかったですし、負け越す一方でした。今年の成績では、(来季の)ローテーションにも入れない。また、全て一からです」

 課題として「生命線である、低めへのコントロール」を挙げ、来季のリベンジを誓った。

 また、玉村祐典投手、誠投手も契約を更改。2軍戦で19試合に投げ、4勝6敗、防御率6.41に終わった玉村は、50万円ダウンの550万円でサイン。「良い時と悪い時の差がはっきりと出たシーズンでした」。

■誠は球団から厳しい言葉「恥ずかしいこと」

 5回までに大量失点をすることが多く、まっすぐの球速も、「1年目の昨季より5キロ落ちた」。3年目の来季へ向け、まずは球速を取り戻すことを最大のテーマとした。

 4年目の誠は、春季キャンプ中の故障で半年を棒に振った点を球団から「野球選手としてありえない、恥ずかしいこと」だと厳しく指摘され、100万円減の600万円でサイン。復帰後は、2014年以来2年ぶりに1軍マウンドに上がったが、2試合を投げ0勝2敗、防御率11.74。

「今のままでは1軍で投げても通用しないと、今年1軍で投げて改めて感じました。これまでは、自分には変化球があるので、なんとか勝負できると思っていたのですが、そんなに甘くはなかったです。直球にある程度の球威がないと、通用しない。ストレートを、勝負できるぐらいまで磨いて、なおかつ、キレ、コントロールも磨いていきたい」

 高卒5年目の来季は、大卒の同級生が入団してくる年となる。「負けていられない」と危機感を持って来季に挑む。(※金額は推定)

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