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上原退団確実にRソックスファン悲鳴「ノー!!! お願いだからコウジを戻して」


レッドソックスからフリーエージェント(FA)となった上原浩治投手が同球団と再契約を結ぶ可能性がなくなった。現在、ワシントンン近郊で開催されているウインターミーティングで同球団の強化責任者であるデイブ・ドンブロウスキ氏が「条件を提示したが、まだ時間が必要ということだった。コウジはレッドソックスに大きく貢献してくれた。球団に残してくれた功績は大きい。感謝の気持ちを伝えた」と語り、他球団への移籍は確実な状況となった。

■レッドソックスの2013年世界一に貢献した右腕が移籍確実に

 レッドソックスからフリーエージェント(FA)となった上原浩治投手が同球団と再契約を結ぶ可能性がなくなった。現在、ワシントンン近郊で開催されているウインターミーティングで同球団の強化責任者であるデイブ・ドンブロウスキ氏が「条件を提示したが、まだ時間が必要ということだった。コウジはレッドソックスに大きく貢献してくれた。球団に残してくれた功績は大きい。感謝の気持ちを伝えた」と語り、他球団への移籍は確実な状況となった。

 上原は2012年のオフにレンジャーズからレッドソックスへと移籍。加入1年目の13年シーズン途中に守護神に抜擢されると躍進。レギュラーシーズンで計73試合に登板し、4勝1敗13ホールド、21セーブ、防御率1.09、101奪三振と圧巻の成績を残した。タイガースとのリーグ優勝決定シリーズではMVPにも輝くなど、ワールドシリーズを制したチームに大きく貢献。以降、守護神としてチームを支え、ファンからも愛される存在となった。

 セットアッパーを務めた今季は前半戦こそ不振もあったが、負傷から復帰した9月は11試合無失点と安定した投球を披露。プレーオフでも2試合に登板していずれも1回無失点に抑えていた。

 そんな右腕の再契約消滅のニュースに地元ファンからは悲鳴も上がっている。

■「なぜコウジとまだ契約できないんだい?」「彼が必要だよ」

 地元紙「ボストン・グローブ」でレッドソックス番記者を務めるアレックス・スパイアー記者が自身のツイッターで「ドンブロウスキはソックスがコウジにオファーを出した。彼は回答する準備ができていなかったため、チームはソーンバーグにシフトした。ソックスはウエハラから離れることになった」と、中継ぎ右腕タイラー・ソーンバーグ(前ブルワーズ)獲得と上原の退団を報告。すると、ファンは「ノー!!! お願いだからコウジを戻して」、「なぜコウジとまだ契約できないんだい? ソーンバーグが高給に思えないけれど」、「ノー!」などの反応が沸き起こった。

 中には絵文字で悲しみを表現するファンも。また、同紙のピート・エイブラハム記者がレッドソックス側からのオファーが取り下げられたことをツイッターで速報すると、「彼は拒否し続けている」、「彼が必要だよ」などの声が寄せられた。

 4年間、レッドソックスのブルペンを支えた上原は本拠地フェンウェイ・パークの人気者だった。登場曲「サンドストーム」とともにスタンドは大いに沸いた。しかしそれも今年で最後。来年4月で42歳を迎える右腕は依然として評価が高く、複数の球団が獲得に興味を示している。一部のボストンファンは来季、新天地でプレーすることが確実となった上原との離別を受け入れ難い様子だった。

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