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初志貫徹、進化する肉体、確かな結果… 田中将大が大谷翔平の“凄さ”語る


ヤンキースの田中将大投手が6日、将来的なメジャー移籍を見据えている日本ハムの二刀流右腕・大谷翔平について語った。

■自主トレで初めて大谷とキャッチボール、「彼の本当の凄さはまだ見てないですけど…」

 ヤンキースの田中将大投手が6日、将来的なメジャー移籍を見据えている日本ハムの二刀流右腕・大谷翔平について語った。この日は都内で時計ブランド「HUBLOT(ウブロ)」のチャリティーイベントに参加。その中で大谷に関する質問も飛び出し、田中はその“凄さ”について自身の見解を示した。

 以下が主なやり取り。

――今オフはダルビッシュ有(レンジャーズ)の自主トレで共にキャッチボールを行った。

「SNS情報ですね、笑。(キャッチボールは)初めて。近い距離で軽くしかやってないので彼の本当の凄さはまだ見てないですけど、でも(大谷は)良かったですよ」

――今年の活躍についてはどう感じる?

「こっちに住んでる人よりは見てる数は少ないと思いますよ。でも、凄さはそれでも十分わかってるつもりだし。体つきがルーキーイヤーに敵としてやった時とは体が違うなとは思いましたけどね」

――プロ入り5年でメジャー行く可能性があることは?

「知らないです、笑。向こうでは力があれば、若ければ若いほどいい契約はもらえるのかなと思ったりもしますけど……完全にそれはファンの人たちと同じ意見の言い方なんで、別に詳しいところは全然わからないし、大谷くんサイドに迷惑をかけるわけにはいかないので」

■自身は圧巻の成績で渡米も「文句ある人はいたと思う」

――プロに入った時から強い意志を貫いてる。

「色々彼は最初から今までも言われてますけど、その中でやっぱり自分の信念を貫き通して、プレーして、それで結果を残してるから何も言われない。それがやっぱり凄いと思います。なかなかそういう状況の中で成功を収めるのが難しいと思いますし。打席数とかイニングとか、今シーズン数字では規定に足りなかったかもしれないですけど、その中でも3割以上打って、20本以上ホームラン打って、防御率もあれだけ良くて、勝って。すごいっすよ」

――以前はテレビ番組で「投手一本」がいいのではないか、という話もしていたが…。

「それはメジャーに行くにあたっての話ですよね。今の感じだと二刀流は難しいかな、どっちかということになったら、という話ですよね。僕は(その時に)両方どっちもやれるまでやったらいいと言いましたから」

――自身は楽天での最終年で文句なしの成績(24勝0敗1セーブ、防御率1.27)の成績を収めてメジャーに移籍した。

「それは知らないですよ。だれか文句ある人はいたと思いますよ」

――大谷も悔いのない成績を残すことが背中を押す材料になるか。

「それは彼が進む道なので、僕にはわからないです。内面で考えていることもわからないし。ただ、プレーヤーとしては凄いところをいっぱい見ているので、健康で1年、来シーズンも過ごしてほしいなというところが一番です」

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